【競馬】勝ち方がわかる馬券の教科書(じゃい・著 亀谷敬正・監修)
こんにちは八番です。
まず初めにこの本を読んだ結論から書いていきます。
・馬券系の本はこういうものだと基準点がわかった
・理論上「誰でも儲かる買い方」でもそう上手くはいかない
・消す馬についての情報不足
・3連複、3連単に対する情報の多さ
・資金ごとの買い方プランを見せてくれているのは○
・馬券のマークシートの塗り方はありがたい?
・初めて馬券本を読むならおすすめできる
→ただこの本の内容だけ信じるのは良くない
大雑把にはこのようで以下に細かい内容を書いていきます。
本文の直接的な引用は控えこちらで噛み砕いた文章ということをご理解ください。
もし、興味を持たれた場合は実際に購入していただき見出しの隣に記載している部分から共に見ていただければと思います。
帯に記載「誰でも儲かる買い方」
いきなりですがこの書かれ方をしていたら皆様はどのように思われますでしょうか。
私はめちゃくちゃに怪しいと思いました。
その後、本を読み、内容から確かに理論上は可能だと思いました。
ただ現実はそこまで甘くないと言うことを理解して読むべきです。
この帯の内容について本の内容からまとめたらこの様になります。
1日のレースで軍資金を何分割かにし、軍資金を超えるようなオッズのものを購入してね
全然ダメな時もあるかもしれないけれどずっとやってたらいつか当たるよ
いつかではどこかで当たるではその前に資金がなくなってしまいます。
千回やっても万回やっても当たっていなければ儲けてはいないはずです。
また、当たるだけではなくこれまでの分を全部勝つためにはいつか当たるでは弱いです。
全体を通して見た後でも帯に記載された内容は本書の情報だけでは難しいと結論づけました。
第1章 仕組みの話(p10~25)
自己紹介以外では馬券の仕組み、人気になる馬の話からこの本は始まります。
知りたかったものとは違いますが大前提として知っておいた方が良い情報です。
オッズの出来方、仕組みなど知らなかった部分もあったので勉強になりました。
人気馬についても学びが多かったですが1点違うかなと感じる部分はありました。
この本では人気馬になる馬は記者が多く報道されるからとされていましたが現代ではこの要素だけではないのかなと思いました。
最近は人気の配信者やTwitterで予想を出している人などが買い目を発表してからオッズが動くこともあるため、直近までわからない要素が増えている気がします。
3連単の情報(2章p80~99)
著者の方が主に利用する方法が3連単のようでここの情報量は多かったです。
1例としてあった3連単1着2着固定総流しはできたら凄そうですが当たる気がしないのでまだできそうにありません。
2章全体の部分としてはここが気になりました。
来ない馬を消す
消す馬については情報がありませんでした。
来なさそうな人気馬がいる時に買えの部分が非常に多くあったとしても伝わりませんでした。
一番知りたい部分だったため残念です。
代わりに別の部分で学びはありました。
学び
オッズが低くなる人気馬の部分は買い目を増やす
強弱をつけると本書では書かれていました。
これはどの買い方にも利用できるのでしっかり使っていきたいと思います。
また、フォーメーションによる3連単の買い方は買い目を減らして購入できるため参考になりました。
ただ上記で書いた様に消す馬についての情報が少ないため、記載された内容を3連単で購入するのは慣れた人でも難しいと感じました。
資金別の買い方(3章p110~121)
1日に3千円、1万円、3万円、10万円使える場合どのような買い方がいいかが書かれています。
書かれた買い方をしても当たらない時の方が多いですが基本となるものはあるため自分の型が決まる前であれば一度この買い方をして見てもいいのかなと思いました。
4章は書ける部分がない
監修の方の実際に当てたレースの情報が記載されていました。
予想の考え方がメインですが血統から買われる方のようで参考にできる部分が少なかったと私は思いました。
血統で考えようとしている人はこの部分を読めばわかるのでしょうか。
実例を出されている点は信憑性があり、信じられるかなと思います。
あとはスマート出馬表とyoutubeを薦められる章でした。
マークシートの塗り方(5章p157~)
実際に競馬場に行った際に役に立ちました。
置かれている部分にはマークシートだけで書き方の説明などなかったためです。
写真付きで塗られた状態の写真がついてくるので実際のマークシートを見ながら本で確認できる点はいいと思いました。
ただ本文205ページの本のうちこの内容で48ページを使ってしまうのはもったいなく思います。
調べれば出てくる内容ではあるので必要性は感じませんでした。
全体を通して
この本の良かった点、悪かった点は一番上に書いていますが
問題だったのは私が元々ハードルを上げすぎていた点なのかなと思いました。
求めているものは本来本では学べないのかも知れません。
1つの本で競馬を完全に理解するのは不可能であると改めてわかった気がします。
今回選んだ3冊で学びがないようであれば別種類の本を買ってみようと思います。
まとめ
この本は競馬に興味を持ち、何も知らない状態から馬券を買いたくない人向けの本、はじめて用の本でした。
いろいろ書かせていただきましたが学べる要素も多数ある本でした。
最後に10段階評価を載せようかと思います。
今回は基準とするため5/10とします。
今後、評価幅が足りなくなった場合変更し、その際に再評価します。
この本で得た知識も無駄にせず競馬を続けられればと思います。
次回以降はこの本を基準にして良かった悪かったと判断していくことにします。
ご清覧ありがとうございました。
募集
現在も馬券関係の本を募集しています。
DMか以下のツイートにリプライで本のタイトルを教えてください。
おまけ:作者様の情報
本を読み、感想を書いた後に調べましたので後日談として以下に記します。
じゃい様ですがお笑い芸人の方のようです。
つい直近ではニュースでたまたま見たためどの様な方か少し知れました。
競馬で勝った際の税金について改善を求める様に働いてくださっており、その様子が取り上げられていました。
2重に払うことになる税金のシステムは確かにおかしいと思う部分があるので是非頑張っていただきたいです。
亀谷敬正様は血統から予想する方のようです。
本書内でもyoutubeをされているとのことで確認しました。
結構な数動画を出されており直近のレースも予想されているようでした。
時間がある際に拝見させていただきます。
あと名前をどこかで見たことがあると思っていましたがnetkeibaで予想を上げている方でした。
6/19時点で同サイト内予想家ランキングでお気に入り数1位、回収率も高く上位に登場していたため見たことがあったのかとなりました。