【競馬】競馬本を読む企画 「前略 最強の競馬攻略本」 (著 競馬投資愛好家・もりた)【kindle Unlimited編】
こんにちは八番です。
競馬本を読む企画 第6回目です。
急いでいる人は見なくていいです。
タイトルでは省略しましたが
「競馬好き必見!!競馬投資の教科書 初期投資1万円から2億円稼げた!!最強の競馬攻略本」です。
もうタイトルから胡散臭いですが本編は相当酷かったです。
誤字脱字などのレベルではなく意味不明でした。
×中身のない文字の羅列
一つのものに対して解説が薄く、内容の説明もしていません。
前の文脈ともつながらない言葉で突拍子もなく次の話に移ったり、たった5行で1章分終わったところもありました。
意味のない引き伸ばしがされていて結局答えはあやふやになるなんてことはザラです。
×説明がされない謎の理論
本書では「ロールプレイング理論」とされる持論を展開し、を説明しようとしていました
が、本書にちゃんと説明している部分はありませんでした。
ロールプレイングを少し間違って解釈しています。
本書には「直訳すると「役割分担」になります」とされています。
例えばネットの辞書で「ロールプレイング」を調べた場合どんなものが出てきたか以下に記します。
実際の場面を想定し、さまざまな役割を演じさせて、問題の解決法を会得させる学習法。社員訓練や外国語会話の修得に応用されている。役割実演法。ロールプレー。
Weblio辞書
本書で書かれていたものとは一部違います。
分担ではなくプレイは演じる、演技の方が近いので少し違うような気がします。
Wikipediaではロールプレイではなく役割演技として記事が作られていました。
役割演技(やくわりえんぎ)とは、現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、疑似体験を通じて、ある事柄が実際に起こったときに適切に対応できるようにする学習方法の一つである。ロール・プレイング(英語: role playing、英: RP)、日本語では略称でロープレなどともいう。
会話の学習(特に外国語における)や、企業などで客への対応方法(接遇)を学ぶため、リーダーシップを身に付けるためなど、広い分野の教育で用いられている。さまざまな場面をすでに疑似体験しているので、実際に経験を積んだのに近い効果があり、現実に同様の場面に遭遇したときに、違和感なく速やかに対処できるメリットがある。
Wikipedia
この訳し方もインターネットからなので間違っているかもしれませんが、確認せずに作ってしまった準備不足さが伺えます。
また、その後の理論の説明については意味不明です。
当てはめられないのに競馬に当てはめたようにして、その後「先ほど説明した理論は〜」とされているので説明なしです。
「ロールプレイング理論」として検索するとGNS理論とするものは出てきましたが、本書で言いたいこととは違うようなものです。
(RPGの原理に関する理論と出てきました。)
考えた理論は普通に気になるので教えていただきたいですね。
×自身の情報、回収率について具体例が示されない
この方の名前で検索しても、名称の競馬愛好家でも、検索にヒットしませんでした。
TwitterなどのSNSをやってくれていればこの本に情報がなくても少しは信用できる要素となったと思います。
ですが、検索に引っかからないので実在しているかもわかりません。
本当に実在している人物かどうかも怪しくなってきました。
また、本書内で自身の回収率に対して何も書かれていません。
1万円を2億にするならは2万倍、回収率2,000,000%です。
どのレースでどう勝ったか、他の本になぜ例として書かれていたか解りました。
説得力を持たせるためだったのですね。唯一の学びです。
せめて、馬券の写真一枚でもあれば少しだけ意見は変わったのですが、残念です。
×結局LINEへ誘導
唯一、本人へ繋がれる可能性があるのが
「最後まで読んでいただいたあなたへ」
とされた最終章のLINE@への誘導です。
金融や副業の裏情報を教えてくれるようですよ。
こんなもののために登録するつもりもないのでもちろん確認しませんが最悪です。
まとめ
最後のページに率直な感想を聞きたいと書かれていましたので率直な意見を記事にして書かせていただきました。
やはり個人制作だとめちゃくちゃになるんだなと思いました。
できる限り解釈してみるために色々と検索したりしましたがどれくらい伝えることができたでしょうか。
少しでもいいところを見つけようとしましたが肝心の理論も、実在するかもわからないためちょっと手のつけようがありません。
最低評価の0/10です。
もしもkindle Unlimitedに入られている方で興味がありましたら読んでみて、感想をいただきたいです。
(本音は他の人にも地獄を見てもらいたいためですが・・・)
こんな本でも出版できると考えると自己肯定感を高められるかもしれません。
ただ次回からもしこのような中身がない本があってもこのような形でまとめることはないのでTwitterなどでつぶやくだけになると思います。
ご清覧ありがとうございました。